ハイジの心で感じるままに

自然とともに、私を生きる。

息子の言った一言から、自然の偉大さを感じた日のこと

今日はすごい雨と風と雷でしたね。

大自然の浄化作用を感じる日でした。

 

 

家の中から

スコールのような暴風雨を眺めていると、

息子が一言。

 

 

「アリさんって流れちゃう?」

 

 

一時的でしたが、バケツをひっくり返したような雨のせいで

家の前の道路が川のようになったので、

 

アリがどうなったか心配になった息子が

私に尋ねたのでした。

 

 

私は息子からの質問の答えを探しながら、

ふと考えました。

 

 

 

私たちは、

アリのことを小さく弱い存在だ、

と思っているのと一緒で、

 

 

自然は、

私たち人間のことを小さく弱い存在だ、

と思っているんだろうな…

と。

 

 

 

私たち人間は

今まで、地球上で何でもしていいような

勘違いをしてきました。

 

 

自然を破壊し、立派な建物を建てたり

川を堰き止め、ダムを作ったり

有害なものを流して、川や海を汚染したり

 

最近では、気象操作までできるそうです。

 

 

 

美しい地球には、

綺麗な空気もあり

綺麗な水もある、

 

暖かい太陽があり、

しっかりとした大地がある、

 

こんなに素晴らしく恵まれた星だからこそ、

地球上のすべての生命は

これまで生きてこれたのです。

 

 

人間なんて本当にちっぽけな存在です。

 

 

 

大自然の脅威の前では何もすることはできません。

 

どう頑張ったって台風の暴風には飛ばされるだろうし、

雷に打たれたら生きてはいられません。

 

 

それらから身を守る術を少し知っているだけなのです。

 

 

 

昔は家と自然が一体化していました。

 

トトロに出てくるめいとさつきの家のように、

家から出れば

すぐに自然が織りなす素晴らしい景色に、

五感を使って感動できたのだと思います。

 

 

今は家が頑丈に、

また自然から遠いところに作られすぎた結果、

 

人間が自然を感じにくい環境で

生きていくことが多くなりました。

 

 

文明の発展とともに、

自然と人間は分断されたのです。

 

 

その結果、

 

「自然は恵みをもたらすもの」

というより

「災害をもたらすもの」

 

という意識が強くなったように感じます。

 

 

本当はそうじゃないのに…

 

 

 

自然も人間も一つになって、

上手く共生して生きている仲間だったと思うのです。

 

 

もう一度言いますが、

人間なんて本当にちっぽけな存在です。

 

 

自然の恵みに守られ

今日まで生きてこられたのに、

自然を自分たちで何とかできると思うのは

間違っています。

 

 

異常な天候が私たちを襲うのはなぜでしょう。

 

多くの人の命を奪うようなウイルスが発生するのはなぜでしょう。

 

 

 

これは私たち一人ひとりが

胸に手を当てて考えていかなければならないことです。

 

 

人間がどんなに自分のことばかり考えていても、

きちんと晴れて

きちんと雨が降り

すべてのものを綺麗に浄化してくれていたのです。

 

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そのことにいい加減気づかなければならないときです。

 

 

人間の意識が変われば、

ちゃんと自然も応えてくれます。

 

何十年かけて破壊してきた自然を

元に戻すことはできません。

 

しかし、破壊を止めることはできます。

 

 

 

もし明日晴れたら

綺麗な空を1分でもいいから

眺めてみてください。

 

 

自然の雄大さを前にすると、

人間のちっぽけさと

日々の悩みの小ささを感じます。

 

 

誰が何と言おうと、

人間はいつもこの地球に守られ、

恵みを受け、

生かされているのです。

 

 

いつもの自分と少し違う意識で空を眺めたとき、

あなたの心を反射して

 

今まで見たこともないぐらい、

綺麗な空と出会えるかもしれません。

 

 

それは、

今日の雨の浄化作用でしょうか?

 

それともあなたの意識の変化によるものでしょうか?