ハイジの心で感じるままに

自然とともに、私を生きる。

自分と向き合うことと、私の本当の望み

「誰かのために」生きるのではなく、

「自分のために」生きようと思い、

 

ふと、自分のためって何?

って考えたとき

何にも浮かんでこない。

 

おそらく何もないのではない。

 

けれど、

自分が本当に幸せなことや喜びを感じることを

追求しようとしたとき、

 

見たくない、感じたくない

ずっと癒えてない心の傷を

直視しないといけなくなる。

 

 

幼いときに「満たされなかった」気持ちは、

自分の心の奥底の

一番取り出しにくい鍵付きの引き出しに入っていて、

 

普段は絶対出てこないようにしてる。

 

 

普段出てきてしまうと、

日常生活に支障が出るくらい

落ち込んでしまう。

 

そんなときに、

するべきことがあったり、

子どもがギャーギャー騒ぎ出すと、

 

自分でも心が乱れ、感情が爆発し

収集がつかなくなる。

 

 

だから、

絶対出てこないように

鍵まで付けてそのまましまってある。

 

これは、

普段の生活をなるべく穏やかに過ごしたい、

という、ささやかな願いを叶えるための

防衛反応みたいなものかな。

 

感情が乱れて爆発するたびに

自己嫌悪に陥り、

本当に言葉では言い表せないほどつらい。

 

だから、

そんなことが起こるたびに、

どんどん鍵を増やして行って、

 

ちょっとやそっとでは出てこないように、

今では大量の鍵が付いている。

 

 

けれど、

「自分のために」生きる、

ということは、

たぶんその傷も含めて

自分を認めることができないと、

本当の自分の望みや喜びは出てこない。

 

 

だけど、それを認めることが

ほんとうにほんとうにつらい。

 

 

「誰かのために」生きてるほうがずっと楽。

 

自分と向き合わなくていいから。

傷を直視しなくていいから。

大切なものを忘れたフリしてられるから。

 

 

でもね、

それじゃ前に進めない。

 

それも頭でよくわかってる。

 

よくわかってるんだけど、

 

なんでこんなに一人で抱えきれない荷物背負って

生まれてきたんだろうって思う。

 

なんでこんな重すぎる荷物背負うって決めたの?

どんな課題?

ドMですかって思う。笑

 

 

たぶん誰かに「甘える」ことが、

私の一番の課題。

 

昔からこれが一番難しくて、

私にとってそれ以外のことなんて

何でもないのに、

この課題だけ全然クリアできない。

 

いっつもここで止まる。

 

人に甘える方法ってみんないつ学ぶんかな?

 

たいがいのことは学んできたつもりやけど、

これだけはほんまにわからへん。

 

 

 

いつも定期的に見る夢があって、

 

その夢は

 

誰か(男の人)が私を守ってくれてる夢。

 

それはめちゃくちゃ幸せな夢で、

敵から私を守ってくれたり、

肩を抱き寄せてくれたり、

すごく強く手を握りしめてくれたり、

 

誰かに守られてる感覚だけ、

起きても強く焼きついて離れない。

 

夢の中の私は何も考えずに

誰かに甘え、

その誰かが私を守ってくれる。

 

そんな夢を月に一回は必ずみる。

 

相手はそのときによって違うけど。

芸能人とか、友達とか。

芸能人とか全然好きじゃないのに、

夢の中では完全に私のヒーロー。

 

ほんとにほんとに幸せな夢。

 

 

夢だってわかったときに、

絶対起きたくないって夢の中で思う。

そんなことできないけどね。

 

だから、そういう夢を見て起きたとき

現実が苦しすぎて、

本当に一日中辛くなる。

 

 

たぶん、

男の人って、

「お父さん」なんだろうな。

 

 

お父さんに思いっきり甘えて、

守られたかったんだと思う。

 

昔から甘えん坊だった私だけど、

甘えられる環境じゃなかった。

 

農業で忙しく夢を追うお父さん。

 

お父さんも決して強い人ではなかったから、

お母さんに当たったり

自分の喉元に包丁当ててるとことか

小さい頃から見てた。

 

本当に恐くて恐くて

このままお父さんが死んじゃうんじゃないかとか

お母さんのこと殺しちゃうんじゃないかとか

 

ガタガタ震えて

本当に恐かった。

 

小学生の頃だからもういろいろ分かる年齢だった。

でも誰にも言えず、ずっとこのことは

忘れようと一生懸命引き出しにしまった。

 

 

お父さんに優しくしてもらったことも、

甘えたことも絶対あるのにね。

 

お父さんが亡くなる10歳までの記憶が

ほとんど思い出せない。

 

たぶん死ぬほど恐い思いと一緒に、

楽しかった思い出もぜーんぶしまっちゃったんだな。

 

それでそのまま

お父さんは突然、海の事故で亡くなっちゃった。

 

今の私と同じ歳だった。

 

いろんな夢があったのに、

志半ばで亡くなって

どんな思いだったのかな。

 

やりきれないのかな。

それともやりきったのかな。

 

今でもお父さんの気持ちを思うと

胸が締めつけられる。

 

私全然お父さんに甘えられなかったな。

もっと甘えたかった。

 

もう私が生きてるうちには

どれだけ望んでも

絶対叶わない願い。

 

 

それが夢に出てくるんだろうな。

 

本当は誰かに守られ、甘えたい。

 

頑張りたくなんかない。

ちゃんとしたくなんかない。

誰かを守りたくもない。

 

だって、私が一番守ってほしいんだもん。

甘えたいんだもん。

 

ほんと子どもみたいだ、私。

 

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お父さんが亡くなってから、

お母さんと、

10歳年下の弟と

私が残され、

 

こんな環境でどうやって甘えられたんだろう。

 

私はとても窮屈な学校と、

家に帰れば1歳の弟のお世話をしながら、

お母さんのお手伝い。

 

どれだけ心をすり減らして

毎日過ごしてたんかな。

 

でもそうするしかなかった。

お姉ちゃんだしね。

 

ほんと、一番下に生まれたかった。

弟のお世話なんてしたくない。

 

自分の心が壊れないよう守るだけでも

必死なのに、

お世話なんて任せないで!!

お手伝いなんてさせないで!!

 

って私は思ってたんだろうな。

 

でも、

そんなこと言えなかった。

みんな生きていくために

しょうがなかったよね。

 

ほんと、

どんだけ甘えられへん環境に

設定して生まれてきたんやろ。

 

 

こんな体験したいなんて、

私の魂どうかしてるわ。笑

 

あっちの世界に帰ったら

「ほんま楽しかった〜」って

言うんやろうか。

 

それはそれでドMすぎて笑える。

 

 

少しスッキリした。

 

ほんと文章にしたら、

客観的に見れて、

何が辛いんかわかるから

ほんと救われる。

 

でも今言えるのは、

こんな状況で良く生きてこれたなってこと。

 

たぶん、一瞬一瞬誰かに救われてて、

もちろん家族にも救われてて、

自分にも救われてて、

 

そのすべての救いのおかげで、

なんとかここまで生きてこれた。

 

ほんまに周りの人に感謝の気持ちしかないし、

自分自身に、

「命を投げ出すことなく生きてくれてありがとう」

って今なら感謝することができる。

 

 

これだけでも、

少しは鍵付きの引き出しから傷を出して、

癒してあげられてるってことなんかなぁ。

 

うん、そう思うことにしよう。

 

あーほんと長くなったなぁ。

これだけ書いても、人生のほんの一握りのことでしかないから、

人って生きてるうちにいっぱい経験するんやな。

 

それが生きる目的やもんな。

 

「自分のために生きる」のは、

まだまだ時間がかかりそう。

 

でもそれでもいっかぁ。

こうやってここに書くだけでも本当に救われる。

そんな居場所があるなんて

私はほんと幸せだなぁ。

 

読んでくださった方には感謝しかないです。

本当にありがとうございます。