ハイジの心で感じるままに

自然とともに、私を生きる。

嘘をついてまで守りたいものって何だろう?

今日は何を書こうかなぁ〜と思いながら

一日過ごしていたのですが、

夜に突然入った一本の電話で、

ちょっと感じることがあったので、書いてみます。

 

いきなりですが、

私は人に対して正直でありたいという気持ちが

わりと強いほうだと思います。

 

それは、

私自身が良くも悪くも、

人の嘘やお世辞や上辺だけの言葉を

見抜いたり察する性質があるからです。

 

もちろんすべてを見抜けるわけではありませんが、

ちょっとした人の表情や仕草や言葉の使い方に

意図せずして違和感を感じてしまう

それはもう元々持ってる性質と、

幼少期の環境的な要因も入っているかと思います。

 

それが良いとか悪いとかではありません。

 

けれど、人のちょっとした嘘に気づき、

その言葉が自分や他人にかけられているときの

何とも言えない虚しさみたいなものは

お世辞にも気持ちがいいものとは言えません。

 

なので、

人はどうであろうと、

私は人に対してできるだけ正直でありたい、

そう思ってずっと生きてきました。

 

けれど、大人になると、

「ついたほうがいい嘘」というのが

あることを知りました。

 

それは、

嘘をつくことで

「お互いのためになる」

という嘘です。

 

今回の電話は、まさに、私に

「お互いのためになる」嘘を

つかなければいけないきっかけとなる電話でした。

 

私の大切な人たちの間に立ち、

お互いの立場や本音を知っているのは私だけ、

という状況で、

片方から電話がかかってきた感じです。

 

その内容が衝撃的すぎて、

何をどう考えても、もう片方には言えない…

という話でした。

 

その電話で聞いてしまった、片方の嘘によって、

私がもう片方に嘘をつかなければならなくなったのです。

 

これはもう何ヶ月も続いている複雑な問題で、

私自身も間でやりとりしていて心が折れそうになるほどで、

 

その詳細はここには書けないのですが、

今日言いたいことはその詳細ではないんです。

 

私が話を聞いて感じたことは、

 

「なんで人は嘘をつくんだろう?」

「嘘をついてまで守りたいものって何だろう?」

 

ってことでした。

 

今回の嘘だって、

今までの色んなことの積み重ねで

溜まってきたひずみ(小さな嘘)が

知らず知らずのうちに物事を大きくしてしまった結果、

大きな嘘をつかなければならない状況になってしまったと思うんです。

 

嘘をついてまで守りたいものってほんとに何?

 

名誉?立場?プライド?お金?

あるいは一時の満足感?

 

そんなものを守って

どうするんだろう。

 

そして、何よりも一番人を苦しめる嘘は

 

人に対してつく嘘ではなく、

自分に対してつく嘘。

 

どちらの嘘も、

必ず嘘をつく理由がある。

 

嘘をついても得たい何かがそこにあるから、

人は誰かや自分に対して

嘘をつくんだと思うんです。

 

その得たいものは、それを得たとして

本当に自分が心から幸せやと思えるものなんかな?

 

人の話を聞いていて、

すごく不思議に思うときがあります。

 

もちろん、

私も人間なので

どんなに心がけていても

全く嘘はつかない、とは言えません。

 

けれど、

嘘をつくことで

自分や他人を苦しめる人をたくさん見てきたからこそ、

 

なんでその嘘をつくことをやめないのかな?

って思うんです。

 

「できることなら正直に生きたいよ!」

っていう声が聞こえてきそうですが、

 

なぜ正直に生きることができないのか、

自分に聞いてあげると、

ちゃんと話してくれると思います。

 

自分が聞く耳さえ持てば。

 

 

大きな視点で見れば、

嘘をつくことでさえも、

いつか人それぞれのタイミングで

何かに気づくきっかけとして

経験していることなんだと思います。

 

けれど、

嘘をつく自分にすでに気づいてるのに、

それでも見ないフリして

嘘をついて生き続けるのって苦しくないかな?

 

嘘をついてまで生きたい世界って何なのかな?

 

って私は思います。

 

そして、それは誰よりも私自身に

いつも問いかけていることです。

 

色んな理由でついた嘘が、

誰かに嘘をつかせることになることや、

周り回って必ず自分を苦しませることを

いつも心に留めておきたいなって思います。

 

こうやって考えると、

「お互いのためになる」嘘なんて、

本当はないのかもしれませんね。

 

嘘で繋がる人や自分との関係は、

いつか必ず壊れてしまうものだから…

 

 

今日は一本の電話から、

嘘をつくことについて書いてみました。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございます☺️