ハイジの心で感じるままに

自然とともに、私を生きる。

息子が初めて釣りをした日のことと、私と父親の追体験

こんにちは☺️

すっかり10日に1回ぐらいののんびりペースなブログに変わっちゃいましたが(笑)

みなさんお元気ですか?🌸

 

前回の記事でもお伝えしましたが、

11月に入り、どこかからすごい勢いで

追い風みたいなものが吹いてきたと思えば、

 

反対にその風がすごい勢いの逆風になって

戻ってきた感覚がしている私です😅

何か物理的にというわけではなく、私の心の中の風のお話です。

 

すごい逆風によって、

もういらない思い込みや考え方、

持っていくのに重たすぎる思い出とか

ぜーんぶ吹き飛ばしてくれるといいなぁ〜なんて思ったりします☺️

 

あれ?

今日は息子の釣りの話をしようと思ったんだった!

私の前置きはこのぐらいにして…笑

 

三連休に、5歳の息子が釣りデビューをしました🎣

といっても釣り堀なんですけどね…笑

 

どこで見つけてきたか分からないのですが

最近、突然息子が

「釣りをしたい!」「釣り竿が欲しい!」と言い出し、

日にちを置いても何回も繰り返し言うので

とりあえず試しに釣り堀に行こう!となりました☺️

 

私は小学生の頃、

何回か父親に海釣りに連れて行ってもらったのですが、

釣り堀は初体験😳✨

そこは鯉しか泳いでなくてビックリ!笑

釣り堀ってこんな感じなんですね😅

 

けれど、息子は釣り竿を真剣な顔で握り、

ウキが沈んだら竿を一生懸命引っ張って、

「わぁ〜また餌がなくなったぁ〜」

とか

「ここに魚がおるから、ここに投げたらいいんちゃうかな〜」

とか、自分で色々考えながら

試行錯誤して楽しんでいました😊

 

けど、意外と鯉も賢くて、

1時間ちょっと釣りをして、2匹釣れただけなんだけど

息子にとってはその「釣る」という感覚が

とても面白かったようです。

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「もう1匹釣るまでがんばるー!!」

と、最後のほうに負けず嫌いな性格を発揮して頑張っていたのが、

私自身を見ているようでもあり(笑)

 

「あぁ、こうやって子どもは色んな体験を通して、様々な自分の感情や、体と連動する感覚のようなものを身につけていくんだなぁ」

ってしみじみと感じました☺️

 

ほんとはリールをぐるぐる回して釣る楽しみを味わわせてあげたいなぁ…

とか

海の波の音を聞きながら釣りをするのって最高なんやけどなぁ…

と私は心の中で思いながら、

息子が望むのであればいつか海釣りをさせてあげよう!

と心に決めました☺️

 

私が父親に海釣りに連れて行ってもらったときは

すべて父親がしてくれて、

餌を付けて糸を垂らせばたくさん釣れるし

意外と無欲な子どものほうが釣れたりして…

それが楽しくてしょうがなくて😊

 

そのときの海の匂いと

波の音、楽しいという感情、

そこに父親がたしかに存在した、という

私の中での大切な記憶…

 

そのことを息子が釣りをする姿を見ながら

一緒に追体験させてもらったような気がします。

 

父親と海釣りに行ったときに、

すごーく鮮明に覚えている場面があって。

 

父親との記憶を映像のように鮮明に覚えているのは、このたった一つだけで、

それ以外の父親との記憶はほぼありません。

 

それは、

父親と岩場で長時間釣りをして帰ろうとしたとき。

唯一の帰り道が、当時の私の身長に近い深さの潮で満ちていて、どう考えても私は波で押し流されてしまうような状況でした。

 

私が怖くて前に進めなかったとき、

父親が私を抱っこして、海の中を歩き

対岸まで連れて行ってくれました。

 

その一分にも満たないような時間の中で、

父親に抱っこしてもらったときの温もりや、

「守ってもらっている」という感覚を

肌の感覚として、今でも鮮明に思い出すことができます。

 

これが、私が父親との触れ合いの中で

唯一覚えている思い出であり、

今でもこうやって思い出すと、いろんな感情が溢れて涙がポロポロ流れてきます。

 

たぶん私が生涯忘れることのない、

父親が確かにそこに存在して、

私を大切に想ってくれていた、

という揺るぎない感覚なのだと思います。

 

息子と釣りをすることによって、

私の大切にしたい記憶を思い出すことができたのです。

 

けれど、

記憶を思い出すことは決して嬉しいことばかりではありません。

寂しかったり、苦しい感情も一緒に思い出すからです。

 

いつか息子を海釣りに連れて行ってあげたいなぁ

とは強く思いますが、

今は行く勇気が出ないのも正直なところです。

 

父親が釣りに行って波にさらわれて亡くなった瞬間を私は知りませんが、

釣りをしているとおそらく想像してしまうからそれが怖いんだと思います。

 

私にとって海は、

父親の温もりを感じるとともに、

同時にそこでかけがえのない温もりが途絶えてしまった…

そんな複雑な場所だからです。

 

「海は怖い」

私が小さい頃に抱いてしまった恐怖を

いつか、誰かと一緒に越えられる日がくるのかな…

 

釣りをする息子を見ながら

そんなことを感じました☺️

 

やっぱり人生は、

いろんなことを思い出していく旅ですね。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました🌸